朝起きてすぐに洗濯をまわし、バナナをミキサーにかけ、出来上がったバナナシェイクを飲みながら床に寝転んで洗濯が終わるのを待っていた。
〔ぴたぴたのバナナシェイク〕
こういう時間に触るスマホは危なくて、ほとんど何も考えずに柴田元幸さん編集「MONKEY」の2年間定期購読をポチっていた。vol.32の特集かなりいいし、どうせ買うだろうし、それなら定期購読の方が結果的にお得だし、と自分の中で色々と言い訳をしていたが、色々考えても定期的に家に大好きな本が届くのは素敵だからいい気がする。
洗濯が終わり、外に干していく。この時期の風は気持ちよくて、お天気の日に窓を開けるだけで嬉しくなる。干す作業はめんどくさいが、外にかけた洗濯物は木陰と同じ種類の心地よさがあって網戸の窓と相性がいい。
うちは安い賃貸にしては窓が大きくて多い、というのが大きい理由で決めたので(あとはコンロがガスで2口あること)、部屋のベストシーズンは夏だと思う。
周りの友だちはドラム式に洗濯機を変えていっているが、やはりお日様に当てて乾かしたい気持ちがある。これは母親も同じことを言っていたのでこわい。ただ、お金をたくさん持ってドラム式を家に導入した時には、便利さにすぐ気持ちが傾いてしまうだろうとも予想できる。
窓際のキロキスタが今年もお花をつけていて嬉しい。
今日の家事は洗濯だけだと決めていたので、コーヒーを淹れて早々にまた床に寝転ぶ。
コーヒー豆はグアマテラで、強めの花っぽい植物の香りがしておいしい。ここ最近、体調が不安定でコーヒーをストップしていたけど、また最近ちょっとずつ飲めるようになった。
〔休日に現れる巣〕
最近の本ら
ポール・オースターは「鍵のかかった部屋」を読んでから、何だこのおもしろさは、となり色々読み始めている。
ちょっと前にパトリシア・ハイスミスやトルーマン・カポーティなども初めて読んで、まだまだたくさん夢中になれる本があるなあと改めて気づいた。
人間への理解の深さがある本を前にすると、小説のジャンルとしてのおもしろさがあるのと同時にジャンルの意味がなくなっていておもしろい。
サリンジャーの解説本(「サリンジャー戦記」)を買ったので、キャッチャーインザライを読み返してから読み始めようと思っている。
オオヤミノルさんの本。午後休をとって吉祥寺に映画を見た帰りに百年で購入。有給でお出かけをするときは財布の紐が緩んでしまう。以前に読んだ「喫茶店のディスクール」がおもしろかったので今回もコーヒー飲みながら読もうと思う。
間宮改衣「ここはすべての夜明けまえ」
言葉になる前の気持ちが文字になって連なったみたいな、本としての形は保ちながら、話しがあっちにいったりこっちにいったりしていて、不安定な塔がどんどん積み上がっていくような文体だった。
何度か、おお、、、うう、、、と声をもらしながら読んだ。
かなり曖昧な引用だけど「現代の良い本は過去の人が読んでもおもしろい」と言っているものがあって、人間の、奥の、湖のような、深くて暗い静かな場所を書ける本はすごいなあと思う。
三鷹のりんてん舎にポール・オースターの書簡本が入ったとのツイートを見たので、昼一に行ってみようと思う。書簡相手のJ.M.クッツェーは読んだことがないので、これから読んでみようと思っていてたのしみ。
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原書もあってとても嬉しい。
中央線沿いはやっぱりいいねえ。